第168回 ほうとうの味

 「ほうとう」知らない人もいるかと思いますが甲斐の国の郷土料理です。

 山梨に行かなくてもほうとうのお店は意外とあります。そんなお店に家族で行きました。このお店、藤沢の郊外、田舎のイメージの残った所にあります。
 慶応大学が出来てすぐ近くは全くイメージが変わってしまったのですが、それでもこのお店は田舎の一軒家のイメージが色濃く、知らない人は通り過ぎる感じのお店です。

 店の入り口には水瓶があり、純粋藤沢メダカと書かれていました。メダカですからちょいと見ても判らないのは当たり前・・・・
 ところで本当に田園地帯の一軒家なのに、中は満員、農家の軒先にちょこっと座ってみんなが待っているのです。

 このお店、席はいっぱいでも面白いことに2階があるのです。そこで時間つぶしに2階に上がると昔のいろいろなものが所狭しと置いてあります。
 気に入ったのはこの椅子、座ってみたいのはやまやまですが見ているだけでも良いのです。

 その他、昭和のいろいろな道具が並んでいますから一つ一つじっくりと見ているだけで満足満足

 2階では食べれませんがそこでの時間はまるで子供時代に田舎に行ったそのままです。

 ところで肝心の「ほうとう」ですがみそ味の美味、久々の甲斐の味に舌鼓・・・・
 でも、山梨でも各地で味が微妙に違います。このお店の味はみそ味にカボチャを代表にキノコや野菜がふんだんに入っているのですが、山梨のある農家でご馳走になる「ほうとう」はカボチャが溶けてしまって濃厚なスープのような汁になっているのにさらに形のあるカボチャや野菜、キノコが入っているのですが、これが本当は好きなのですが、山梨のお店や東京や横浜でのほうとうでこのような味はなかなか見つかりません。
 

 そうそう、ほうとうってなんでこんな名になったか?
 それは、武田信玄が自らの刀で練ったうどん粉を切って煮たからとも言われています。大名自らの刀なので宝刀となったと言うことでしょうか?その真意は知りませんが、こんな話をしていると濃厚なほうとう食べたくなってしまいました。・・・・