第8回 松尾大社例祭

(H17.5.19)

神輿といえば、浅草の三社祭りを思い浮かべる方が多いと思います。
意外かも知れませんが、京都では、どの町も神輿を持っています。しかも立派な芸術作品ばかりです。

これは、京都市内の西南部の氏神で、全国的にお酒の神様で有名な、松尾大社のお祭りです。
桂川という嵐山から流れる川を、船で神輿を渡すことで知られています。

簡単そうに見えて、この船頭さんのプレッシャーは、相当なものだそうで、引き受け手を探すのが大変だそうです。

昔の京の都が、芸術・工芸の中心だったことを裏付けるかのような、見事な六角神輿です。
細部にわたって、きめ細かな仕事ぶりが伺えます。

祇園祭の山鉾もそうですが、これらの神輿は、すべて町衆の資産です。
江戸もそうですが、昔の町衆のコミュニティーの強さが、偲ばれます。
(もっとも昔は、貧富の差が大きく、庄屋、豪農、豪商など一部の大金持ちの出資がほとんどでした。)

屋根にかけてある布は、丹後ちりめんを染めたものです。

京都の染色技術は、世界のトップクラスであるとは聞いていましたが、これほどまでに、美しい染めは、初めて見ました。
この色の鮮やかさは、イタリアにも負けていませんね。
特に、この「朱」は、京都でしか出せないそうです。
もっと日本の染色界は、自信を持って頑張って欲しいものです。

ちなみに、この布部分は、昨年新調したそうですが、お値段は2千万円だそうです。
(現代は、貧富の差が小さくなり、町内の住民で平等負担です。)

江戸の掛け声は、「ソイヤ!ソイヤ!」
京都では、「ホイット!ホイット!」と掛け声をかけて担ぎます。

実際、江戸の神輿より重いようです。

それにしても、鮮やかな朱色が、新緑に映えていました。

今回は、京都の色を発見しました。

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