第11回 床とアベック

(H17.7.22)

梅雨が明けると鴨川沿いは、本格的な“納涼床”の季節になります。
と同時に、川原をアベックが占領する季節でもあります。


夏を代表する京都の風景の一つです。
写真を見ていると涼しそうでしょ。

まぁ、風物詩としての味わいを大切にしたいとは思いますが、最近は、エアコンの入った室内の方が、涼しいというのが、本当のところです。
しかも、周りのビルの室外機の熱が余分です。

そういえば、私が小学校の頃、宿題でつけていた夏休み日記帳によれば、気温は28度から30度というのがほとんどで、32度の日が8月の上旬に数日、盛夏としてあっただけです。
それから比べれば、36度の日があったり、34度以上は当たり前、なんて、やはり日本は、温帯から亜熱帯に変わった証拠でしょう。

確かに、日中30度前後の日の夕方の“床どこ”は、まさに「涼」が得られる天国だと思います。

床の時期になると現れる川原のアベックです。
「アベック」なんて古い言葉で、今は「カップル」というのでしょうが、なんとなくこれはまさに「アベック」の方がピッタリです。

それにしても、見事な等間隔ですね。
まさに、この距離感が、プライバシーと公共の微妙な両立が得られる距離なのでしょう。

日本の都市も、このような距離感で出来上がっていれば、さぞ美しいでしょうに。

他面、子供の運動会のビニールシートによる親の場所取り合戦は、必要性を無視した陣地取りですね。
残念ながら、こちらの方が、都市の現状に出てしまっています。
残念!

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