第36回「町並みの作法(マンション編)

(H18.8.2)

マンションって、意外と外観がみっともない建築物なんだと思いませんか。

これは、京都を代表する通りに面した高層マンションです。

屏風のようにはだかるその容積だけでなく、外観としても、何かみっともないと思いませんか。

普通のオフィスビルと比較してみました。
マンションって、ワンフロアーの高さが低い分、見た目の圧迫感を感じませんか。

さらにこの例は、道路の南側に建つマンションと見えて、外廊下側が通りから、見えています。

外廊下って、歩いている人から見て、あまり美しく感じませんよね。

こちらは、通り側にベランダが面しています。
外廊下よりましですが、やはり街中にある建築物としては、生活観が出すぎていますね。
それに何より建物の割りにフロア間が狭く、圧迫感があります。

別に、これらのマンションのケチをつけているのではなく、建築物としてのマンションの意外な圧迫感を感じてもらうために紹介したまでです。

マンションを建てる地域性にもよりますが、マンションの事業者は、町の風景を創る責任感を持って、計画していただきたいと、つくづく思います。

ほんの少しのデザインの気配りと、欲張り過ぎない容積計算さえあれば、素敵な建築物としてのマンションは、いくらでも建てられるはずです。

事業者の皆さん、建築課の皆さん、買主に対する「売り逃げ」だけでなく、周辺に暮らす住民、及び、町行く通行人にとっても「建て逃げ」しないでくださいね!

町の風景は、地域の財産でもあるのですから。