第43回「三千院門主とSMAP」
(H18.10.16)
幸いにも、とある勉強会で、三千院門主小堀光詮さんのお話を聞くことが出来ました。
先日、京町家で開かれた、とある勉強会で、めったにお目にかかれない高僧、三千院門主・小堀光詮さんのお話を聞く機会に恵まれました。
大正11年生まれの84歳とは思えない張りのあるお声で、1時間半立ちっぱなしでお話をいただきました。
瀬戸内寂聴さんと同い年で、二人で100歳まで生きる約束をしたそうです。
三千院は、天台宗の比叡山延暦寺の系列で、小堀門主も長年比叡山で修行をなさってきました。
大好物は、「まぐろの刺身」「えびフライ」「うなぎ」だそうで、すべて修行中には食べられなかった物ばかりだそうです。
大乗仏教の教えに「照干一隅此則国宝」という言葉があります。
「人ひとりの小さな心の中の灯が、やがて国全体を照らすようになる。これこそ国の宝である」と言う意味です。
小堀門主いわく、この言葉の意味を間違えて捉えている人がたまにいると言います。
一人ひとりの光は同じである必要は何も無い。皆バラバラだから人であり、バラバラな光が集まるから明るいのである。
ONLY ONE だからこそ、値打ちがあるのだと・・・。
そして、いきなりSMAPの「世界に一つしかない花」の歌詞を、お経のように唱え始めたのです。
この歌が作られた頃の日本は、ゆとり教育なる政策を掲げた頃でした。
それが、あっという間に否定され、以前にもまして受験戦争の低年齢化が進み、しかも、格差社会がますます広がるであろう原因が、「教育」というまさに基本政策が要因になろうとしています。
核戦争の恐怖や大地震の恐れが明確になっている今こそ、「照干一隅」の意味を再確認したいものです。
三千院
ちなみに三千院では、あす10月17日から、復元された天井壁画の一般公開が始まります。
ちなみに三千院では、あす10月17日から、復元された天井壁画の一般公開が始まります。
