第45回「教育現場 週休2日制廃止論現場」
(H18.11.06)
不思議なことに、教育基本法の見直しを国会で審議しなおしたとたんに、「いじめ問題」や「履修単位不足問題」が堰を切ったように噴出しています
教育基本法案を論じる前に一番訴えたいこと、それは、学校の週休2日制を廃止することです。
誰も言わないから、敢えて訴えます。
子供のうちから週休2日制は、無用です。
大人になる過程で、必要以上の目的の無い時間を与えることは、反って悪影響に繋がります。
学校以外の時間の過ごし方の違いに、格差やいじめの原因が生じているようにも思います。
バブル経済時に、親の週末レジャーに子供も合わせろ、という世論から生まれたこの制度は、もはやとっくに、必要の無い制度となっているのではないでしょうか。
履修の問題は、この派生問題に過ぎません。
教職員に週休2日制は、不要です。
夏休み、冬休み、春休みに加え、土日の休みは、休みすぎです。
もっとも、教職員に言わせれば、学校が無い休み期間も、教師はやることが一杯あると言っていますが、一般の民間労働者に比べれば、たいした量ではありません。
クラブ活動を指導なさっている熱心な先生は、超多忙ですが、それは、ごく一部の方たちだけです。
しかも、特別の充実感があるのではないでしょうか。
でも、最近は、その顧問になりたがらない先生が増えているそうです。
顧問になれば、家族と週末が過ごせなくなるからというマイホーム教師が多くなっているのでしょうか。
それにより、クラブ活動は、大人の目の行き届かない環境になってきており、当然に、子供だけの世界になり、そこに「いじめ」が発生すると指摘する専門家もいます。
義務教育段階でも、学校間で学力を競わそうではないかという意見が、高まっています。
学力もしかり、地域性を取り外して、自由に小・中学校を選べるようにしようというプランも、台頭し始めています。
現に、モデル実施も始まっています。
それらのモデル校の成果をにて見ると、確かに進学率は向上していますが、地域性がすっかりなくなっています。
家に帰っても、近所に友達が少ないということになります。
当然、メールのやり取りが、コミュニケーションの中心になります。
メールは、手紙とは違い、言葉をじっくり選びませんから、誤解を招きやすい手段だということをご存知でしょうか。
当然に、「いじめ」に繋がる村八分現象が生まれるのは、当然のことと考えます。
子供の現象は、大人の社会の単なる鏡です。
大人の社会では、「リストラ」時代のいす取り合戦を経て、「勝組・負組」時代の戦いのさなか、子供たちのいじめのお手本は、親を含め、そこら中に蔓延しているのではないでしょうか。
昔から「いじめ」はありました。今に始まったことでは有りません。
ただ、昔はたとえいじめられても、誰か助けてくれる人がいました。
友達や親兄弟、近所のお兄さんお姉さん、おばさん、おじさんなどなど。
現代は、「いじめ」が増えているのではなく、助けてくれる人がいなくなっているだけかもしれないと思っています。
他人のことにかかわらない人間の増加、これこそ、バブル経済崩壊以降の負の遺産であり、問題解決の糸口だと思います。
私事ですが、サラリーマン時代は週に休みが2日あっても、疲れが抜けきりませんでした。
土曜日出勤時代には、とても戻れないと本気で思っていました。
ところが、独立して自分で生活をコントロールするようになると、不思議と休みたいという気持ちはなくなりました。
逆に、今の子供たちは、週に2日以上休みが無いと、ストレスが抜けないとすれば、それこそ学校不要論に繋がりかねませんね。
