第53回「教育改革案に思うこと(後半)」

(H19.2.7)

ゆとり教育が旨く機能しなかったのは、子供の学力のせいだったのでしょうか?

偶然かもしれませんが、SMAPの「世界に一つしかない花」が、最近、近所の小学校のお昼休みのBGMから聴こえてこなくなりました。
去年の秋ごろまでは、ほぼ毎日のように聴こえていたのに・・・。

一人ひとり違う子供の才能を引き出すことは、簡単なことではありません。

A案:子供の能力を引き出すために、広く基礎学力を教えるべき。

B案:一つの才能を開花させれば、他の教養は、自然についてくる。

どちらも正解だと思います。
問題は、「目的」と「指導者の能力向上」です。

詰め込み式の学習環境で育ち、評価されてきた大人には、難しかったのかもしれませんが、これから、本格的な対策段階に入ったばかりなのに、ちょっと国際テストの結果が順位ダウンしたからといって、ゆとり教育論そのものを否定するのは、どうなのでしょう。

第43回「三千院門主とSMAP」
子供に対する体罰を復活させるという意見が盛り込まれました。
他所の国も、「体罰マニュアル」を作ってやっているから「マニュアル」作れば何とかなるということです。

しかし、その他所の国である米国、英国、韓国、スイスなど、すべて軍隊がある国です。
教師も軍隊経験があり、どのような時にどの程度の体罰が有効なのか、しっかり身体で経験しています。

それに比べ、今の日本の教師は、体罰を受けたことが無い者が増えているというのに、そんなマニュアルが旨く機能するとは、とても思えません。

決して、体罰を否定しているのではありません。
体罰教育を復活させる条件として、せめて、教師に武道の訓練を義務付けるなどの具体的対策を期待します。

いじめる子供を通学停止処分にするという意見が、どうしても盛り込まれました。
ある一部の教育審議委員の粘りがちでした。

いじめる子供は、いじめる意思を持っていじめているのでしょうか?
いじめる子供とそうで無い子供を特定(線引き)できるものなのでしょうか?

いじめる子供の対策が、全く必要ないとは言いませんが、少しでも、いじめられている子供に声をかける“勇気”を持つ子供、及び、教師を、一人でも多く育てることの方が重要ではないでしょうか。

昔は、それが道徳教育だったように思います。

リストラされる部下を黙ってみていたことに慣らされてきた大人たちの方の教育が先かもしれません。

第48回「いじめ問題に思う」
安部政権の教育審議委員のすべてが、同じ意見ではなかったようです。
ただ、一部の“声の大きな委員”の意見が通ってしまったというのが本当のところでしょう。

また、今回の委員に選ばれた人がベストだったのかという疑問もあります。
それこそ、IT推進政府として、ネットも利用し広く意見を出し合う、そして、人の意見を知ることが出来るシステムを構築していただきたいものです。

でも、タウンミーティングのような、情報操作とお茶濁しだけは、二度と辞めましょう。

受験シーズンです。
ますます、受験に低年齢化が進んでいます。

日本の子供達は、一体どこに向かっているのでしょうか。
一人の親として、とても心配です。

「心配だからこそ、少しでも良い学校に入れるのだ」というのが、本音のようです。

この国の将来が、心配です。

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