第56回「東京ミッドタウン」

(H19.4.2)

東京ミッドタウンって何だろうと思ったら、元防衛庁跡地の再開発の名前でした。

京都市は、バブル経済崩壊後の失われた10年の間に、全国的に緩和された建物高さ制限の規制を再び強めた条例を制定したばかりですが、東京都は、経済活性化という名の下に、さらに容積率を緩和しようとしています。

例えば、東京駅のホームの上空の容積率を、駅前の土地にプラスして与える緩和振りには、京都と東京の都市としての区別が鮮明になってきたようで、興味を感じています。

つまり、東京の中心部をニューヨークのような摩天楼にしようとしているのでしょうか。

人口減少が始まっているというのに、東京だけは、人口が増え続けるのでしょうか?
私は、早めにあの町から引き上げてよかったと思っています。

さて、今、地方のニュースでも、東京ミッドタウンの開業は話題です。

東京ミッドタウンは、六本木の元防衛庁本部の跡地の再開発名だそうですが、そういえば、5年ほど前、更地になった現地に行ったことがあります。

そこは、少し高台になっていて、そこから東の方向を見ると、銀座や品川の町が見下ろせ、その先にはレインボーブリッジが見えたことを思い出します。

おそらく戦前までの江戸・東京の町は、なだらかな中にも起伏があって、高台からは、西に富士山、東に江戸前の海が広がっていて、おそらく、盆地の京都なんかより、ずっと優雅で開放的で素敵な町だったのでしょうね。

いわゆる、町家が整然と広がる世界一の都市「江戸」の風景が、目に浮かんでくるような気分を味わったのを覚えています。

その時、これだけの敷地が更地になるだけで、東京の街は、生き返るのではないかと思ったほどでした。

「しばらくは、ここに何も建たないでね」と心の中でつぶやいたのですが、そんなわけには行きませんでしたね。

これからは、六本木ヒルズから東京ミッドタウンにお引越しする「勝組さん」たちが、出てくるのでしょうね。

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